womb to tomb

KLCで顕微授精の末に授かった、まだ見ぬわが子の成長記録と自分の体調変化、その他思うところ。

W34 Day4

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本日は9回目の健診日。あなたの推定体重は2,200gになった。どうやら胴周りや脚の長さは平均値の様だが、頭囲だけが一週間分以上アヘッドらしい。わたしは骨盤が小さめなので、難産にならなければよいのだけれど。
このところ親族や友人が出産ラッシュなのだが、彼らが見せてくれる子供の写真や動画を通じて、ようやく自分のお腹からもいわゆる「赤ちゃん」が出てくるのだという実感が湧いてきた。勿論これまでもずっと胎動や母体の変化を通じて、自分は出産するのだという認識はあったのだが、なんせ初めての出産だし、健診の度に見るのは古い白黒エコー映像のエイリアン様の生命体でしかないので、その若干グロテスクな像とあの愛らしい新生児の姿とはなかなか結びつかず、本当に自分はヒトの赤ん坊を産み落とせるのか不安だったのである。しかし、胎児の時から馴染みのあったどの近親者のお腹の命も、産んでみたらちゃんと人間だったところからすると、間も無く出てくる予定のあなたも、必ずやホモサピエンスなのだろう。
いよいよ赤ちゃんを迎えるのだという思いも新たになったところで、計画分娩の日が12月26日に確定した。これから三週間、最後の追い込みであなたの体重もぐぐんと増えてくれるといい。そしてこちらもまた最後の追い込みで、ナーサリールームに授乳用の椅子とベビーモニターを設置し、全ての装備品を水通しし、後手になっていたおくるみも編み上げた。
さあこれで準備万端・・・と思いきや、冬だから布おむつの替えが多めに必要なことに今更気付いたので、改めてさらしを買いにしまむらに走っている。相変わらず肝心なところで、何かうっかり忘れている母だ。もしあなたが将来ツメが甘いと詰られたら、それは母親譲りの先天性のものだと思って間違いない。あとごめんなさい、あなたの頭がガッツリ大きいのも、残念ながらわたしの遺伝だ。