womb to tomb

KLCで顕微授精の末に授かった、まだ見ぬわが子の成長記録と自分の体調変化、その他思うところ。

W37 Day4

東京衛生病院 無痛分娩実録12/2516:00 体重測定、採尿16:06 着替16:15 ブドウ糖点滴開始針が太くて痛いが1〜2時間で慣れるとのこと、刺した後はシリコン製の部分だけが残っているので、動いても問題無いらしい16:20 麻酔テスト開始チクリとする痛み、打って…

W36 Day4

(パソコンがいじれないので、画像の位置がブサイクです。) ついに臨月に突入。羊水まで凍てつきそうな寒さの中、最後の妊婦健診を受けてきた。このところ、暴れ馬の様な我が血糖値を騙し騙し積極的にカロリーを摂取してきたのが功を奏したのか、あなたの推…

W34 Day4

本日は9回目の健診日。あなたの推定体重は2,200gになった。どうやら胴周りや脚の長さは平均値の様だが、頭囲だけが一週間分以上アヘッドらしい。わたしは骨盤が小さめなので、難産にならなければよいのだけれど。 このところ親族や友人が出産ラッシュなのだ…

W32 Day5

行楽風弁当を二つ抱えて日暮れからいそいそと向かった先は、いつもの産院のいつもの健診。妊娠後期に入っていよいよ血糖値を厳密にコントロールしようとなると、当然外食など出来るわけも無く、出先での食事も持参せざるを得ないのだ。 なかなかストレスの溜…

W32 Day0

今日は夫婦揃って、自治体主催の両親学級なるものに初めて参加してきた。プログラムは、妊婦疑似体験や助産師によるお産前後の過ごし方に関する話、そして赤ちゃんの入浴と着替えの実習等である。相方は特に実習に積極的に挑戦。首の座らないゴム製のグネグ…

W30 Day5

妊娠後期に入り、健診が二週間毎になった。あなたの成長具合は大き過ぎることも小さ過ぎることもなく程良い塩梅で、体重もようやく1.5キロを超えたので一安心。よかった、これで万が一早産になってしまったとしても、医学の力を上手く借りられれば助かる可能…

W28 Day5

そういえば、以前つわりの床で書いた短歌が入選して1万円の商品券を頂き、ヒャッハー!していたのだが、今度は黒毛和牛と黒豚1キロプレゼント企画に見事当選してしまった。ハガキに牛の絵をてててっと描いて送っただけで、この幸運。そういえば妊娠3ヶ月目に…

W27 Day5

「妊娠糖尿病」との診断に伴い、暫くの間教育入院することになった。普通だと少なからずショックを受ける状況かもしれないが、耐糖能異常の自覚症状を持たない女性でも八人に一人が妊娠糖尿病を発症するとされる昨今、もともと機能性低血糖症候群を抱えここ…

W24 Day4

裁縫に集中している間はつわりを忘れられることが分かって以来、布のおもちゃ作りに精を出していたのだが、どうせ何か縫うならばあなたの衣類にする方が実利的である。そう気付いたわたしは、仕事以外ではパソコンを弄ることも無くひたすら針仕事に打ち込む…

W20 Day5

今回も相方同伴で、三回目の定期検診を受けてきた。ありがたいことに順調に成長を続けるあなたの推定体重は、426グラムで平均値より少し大きめとのこと。血糖調節機能が健全でない身としては、巨体児になり過ぎないか常に気掛かりなものの、スクスクと育って…

W18 Day3

安定期に入って少し体調が良い時間が長くなってきた気がしたのも束の間、ここ数日つわりが勢力を増して舞い戻ってきており、一日中仮死状態な日が続いている。自分には一般的な女性の身体の変化傾向がなかなか合致しないことくらい重々承知していた筈なのだ…

W16 Day5

産院での二回目の定期検診に行ってきた。本日は、動くわが子をこの目で見たいと意気込む相方も有給を取って同伴である。産科の内診室に初めて入った彼は、あなたに会えるのを待ち侘びて大層ワクワクしていた。だがそれも束の間、生まれて初めて見た経膣エコ…

W15 Day6

(汚い話です)この一週間程、もっぱら大腸の不調に悩まされている。具体的に言うと、便秘と下痢がほぼ一日おきにやってくるのだ。ただ二つの相対する症状が発生するとはいえ、もともと食事の回数≒腸からの大きなお便りの回数な快腸人間の自分の便秘なんて、…

W14 Day4

あれだけプライスレスだの宝物だの言って珍重していたマタニティマークが、気付いたらカバンから外れ行方知れずになっていたケアレスで薄情な妊婦。マークが無いと心細い時があるので、風疹の抗体検査の為通院がてら私鉄の駅で再びもらってきた。 ちなみにわ…

W13 Day5

13週も終わりに差し掛かろうというのに、なかなか治まらないこのつわり。 毎晩「明日の朝こそ気持ちよくスッキリしているに違いない」と信じて眠るものの、翌朝網戸越しに響き渡るヒヨドリの親子の雄叫びにヒケをとらない、耳を劈く様な野太いゲップをしなが…

W12 Day2

今日から東京衛生病院の産科に転院。なんせわたしは自力でホルモンが出せないのであなたが無事に育っているか気が気でなかったけれど、二週間以上ぶりに内診したお腹の中では所狭しと動き回る地球外内生命体の姿がしっかりと確認出来て安心した。というか、…

W11 Day0

めでたく妊娠11週目に突入した今日、体調が少しマシな様だ。 先週はいつにも増して起き上がる気力が無く、ひねもす寝て過ごす日が続いたのだが、今日は眠れずあまりに時の流れが遅かったので、俳句や川柳の公募に参加して時間を潰すことにした。つわりの牀に…

W9 Day6

雨の通院日。胃もたれでゲフゲフする中、採血担当がこっそり「ボストロール」と呼んでいる苦手な看護婦さんで凹む。巨漢の彼女の針のぶっ刺し具合はいつも潔く深く、血液もろとも母胎の生命力まで遠慮無しに刳り去ってゆくのだ。本日も例にたがわぬ痛恨の一…

W9 Day1

写真にはW9 Day2とあるが、数えでいくとW9 Day1のはず。最近寝てばかりいるので、自分が知らない間に世の中が一日分進んだのかと思って焦ったけれど、どうやら病院側の登録が間違っている様だ。 あなたは順調に大きくなってくれていて、今日はへその緒もくっ…

W8 Day3

胃腸の調子が一段と悪化する中、今日の診察は待っても待っても順番が回って来ず、もうこのまま十月十日を待合室で過ごすんじゃないかと絶望感に打ちひしがれていた。 が、待った甲斐があって担当は件の福田爽やか先生。潮風の様な声で「赤ちゃんもう二センチ…

W7 Day6

市役所に行って母子手帳を貰って来た。父親ハンドブックや子育て便利帳に加えて、書類一式には「おなかに赤ちゃんがいます」と書かれた、あのマタニティマークも在中。 不妊治療に励んでいたこの四年間は、「子供は?」と聞かれる度に答えるのが面倒なので、…

W7 Day5

通院日。嗅覚が敏感になっている中マスクを忘れてしまったので、隣で順番待ちしている人の上着から漂う押入れ臭に酔った挙句、そこから2LDKのマンションとそこに暮らす夫婦二人の生活模様をアレコレ勝手に思い描いてしまい、自分の想像力のかしましさに思わ…

W7 Day3

気圧の変化の所為か、昨日から吐き気と胃もたれに加えて頭痛まであるので、床に伏せっていることが多い。このつわり独特の気持ち悪さを文字で表現するならば、「キモチワルイ」いうより「ギボヂヴァドゥイ」という感じ。寝ても覚めても立っても座っても、影…

W7 Day0

土曜日の為か病院は大盛況で、受付が始まる7:30の時点で四階の窓口から地下一階の非常階段までご婦人達が並んでいた。改めて不妊治療している女性の多さを実感すると共に、いかにも筋肉が無いのに足首モロ出しの無防備な同志達の足元を、ついついお節介に布…

W6 Day4

この三日間は早朝覚醒に悩まされることなく、5時まで寝られるようになった。代わりに台頭してきている症状が胃の不調で、お腹が空けばムカムカ、お腹がいっぱいでもムカムカ。一丁前に妊婦みたいだ。 不健康の証の様で認めたくはないものの、多分これはつわ…

W6 Day2

どうも一昨日から思った速さでウォーキング出来なかったり、昨日は歩き終わった直後からグッタリして寝込んだり、太ももが蕁麻疹まみれになるは、下腹部痛はするはで、あまり気持ちの良い身体の状況ではない。そのくせしっかりと夜明け前には目が覚めてしま…

W5 Day4

5日毎の診察の日。なぜか患者さんが少ない日だった様で、7:15到着の受付番号36番、採血→内診→診察→注射→受薬→会計のフルコースだったにも関わらず、ありがたいことに10:30には全て終了。 今日は卵黄嚢が確認できた。胎盤が完成するまでは、あなたはここから…

W5 Day2

昨日の昼前から夜にかけて、トイレに行く度に出ていた茶色いおりものが止まって少し安心した。腹痛はなかったけれどお腹全体が張っていて、それは今もうっすらと続いている感じ。ただこれは昨日のお昼に食べたチーズのせいかもしれない。 茶色いおりものや出…

W5 Day1

相変わらずの早朝覚醒続きで、今日の目覚めは午前2時半。まだ完全に夜。もうここまで早いと起き抜けにあなたにかける言葉を「おはよう」にすればいいのか、「こんばんは」にすればいいのか戸惑ってしまう。 で、迷った末、起床後一旦小声で軽く声をかけてか…

W4 Day6

今日無事にあなたの胎嚢が確認でき、きちんと子宮の中で成長してくれていることも分かった。 診察室前に呼び出されていたにも関わらず急遽内診に変更になり、そのまま呼び出されることなく待ち続けた1時間半は、「もしかしたらよからぬ事態になってるんじゃ…